リフレッシュ(動物園)

 情熱的な経験は記憶に残る。過去の思い出で多く残っている記憶は、大人よりも子供の時の方が多いのは何故だろうと考えることがあった。簡単に言うと「初めての(怖い・ワクワクする)出来事」は長期記憶に残ることを自身の経験から分かってきた。死にそうなぐらい辛かった事も同様です。逆に、安心・安全・安定な出来事は短期記憶に残るが、長期的には忘れられてしまう。そもそも長期記憶の良さってなんだろう。生きた証として点をつくり、たくさんの点が線としてつながることで自己成長・社会貢献に繋がる可能性がるからだと考えている。

 話が脱線するが、時間の経過が老いると早く感じるのは何故だろうと考えることがある。自分の事と他人の事(やらされている仕事)があり、子供の時は自分の事を考える時間が多いので経過が遅く、他人の事を考える時間が多いと経過が速く感じるのだろう。話を戻す。

 生きていく中でたくさんの点をつくる場合、長期記憶を増やすことが大事だと捉えている。初めての事は一見多くないように見えるが、日常を注視すると実は自分から飛びついていないだけで結構機会があることに気づく。

 簡単な例で、子供と動物園に出かけた帰りに大きな観覧車が見えた。普段なら乗ろうとも思わないが、子供に「観覧車乗りたい?」と尋ねると、「かんらがしゃ? のりたい」と応えた。本音は、面倒くさい・怖い、と感じたが長期記憶の答え合わせと思い乗ってみることにした。乗車後は笑顔なく「怖い」と言っていた。きっと私の長期記憶と子供の長期記憶に残ったと思う。1年後答え合わせをしてみよう。