実家掃除(20日目)

 午前、朝一に電話で病状を聞いたところ前日夕方から変わりないことを確認した。安心していつもどおり仕事を始めました。午後、医師から電話があり相談に訪問しました。呼吸が激しく苦しい状況なので、医師判断と本人および家族の合意を得て睡眠薬投与を実施しました。ジェスチャーで「くちの中を湿らせて」と言われたので、快く対応しました。長男が「もう帰るわ。また来るでな。」と言ってら、頷きました。私が「悔いはないか?」と聞いたら、大きく頷きました。これが私と彼の今日最後の会話でした。

 午後、2F物置小屋の荷物整理をして、大物以外すべて1Fへ下ろしました。仕事、散歩して夕方再度見に行くと、朝より呼吸が安定して気持ちよさそうに寝ていました。彼が望んでいた姿がこれだったんだろうと寂しながら思いました。過去の思い出を振り返りながら、表情・体つき・体温を今という思い出にできるように必死で感じることにしました。家族全員苦しい状況から脱したことで、何だが気持ち良い気分となっていました。

 龍の再検診結果が問題無かったことが唯一朗報でした。