ボクシング4団体+2階級制覇の前人未踏へチャレンジ

 「バンタム級(53.52キロ)」4団体制覇した井上尚弥(日本 30歳)チャンピンが、全4ベルト返上後に1階級上げて「スーパーバンタム級(55.34キロ)」での初戦が07/25日本(有明)で開催された。下馬評は井上チャンピオン圧倒的有利というプレッシャーのある中での試合に思われた。対戦者は、WBCWBO統一王者スティーブン・フルトン(米国 29歳)。結果は、8R TKOで井上チャンピオン下馬評通り勝利を収めた。ちなみに、バンタムとはチャボ(小型ニワトリ)という意味らしくかわいらしい。

 僕は小さいころから父親がボクシング観戦が好きだった影響で、大人になるにつれて観戦好きになった。今では井上チャンピオンのニュースに釘付けになるほど大ファン。 

 昨日の試合は世紀の一戦といわれる。何故かというと、2階級で4団体制覇に向けてのリーチとなる試合だったからだ。今回勝利して、次戦でWBAIBF統一王者マーロン・タパレス(フィリピン 31歳)に勝利すると2階級で4団体制覇が実現する。これは前人未踏の記録。下記に「◆4団体チャンピオン」「◆3階級以上制覇チャンピオン」をまとめてみたが、数えるほどしかいないのが分かる。

 素人から見た感想として、1階級上げるとは約2キロ体重を増やすことで、何がどれほど有利/不利になるのか実感しない。専門解説聞いている、人には適正体重があるらしい。スピード、パワー、テクニックを最適に発揮できる体重が本人にとって最適。でも事前にわかるものではなく、実践した結果どうだったかで分かるもの。なのでみんな挑戦して勝利した結果を喜ぶんだろう。壮大なドリームだ。昨日は感動しました、ありがとうございます。

 

◆4団体チャンピオン
 ジョシュ・テイラー(英国 WBA/WBC/IBF/WBO)
 井上尚弥(日本 WBA/WBC/IBF)

 

◆3階級以上制覇チャンピオン
 シュガー・レイ・レナード(米国 ウェルター~ライトヘビー 5階級)
 トーマス・ハーンズ(米国 ウェルター~ライトヘビー 5階級)
 オスカー・デ・ラ・ホーヤ(米国 スーパーフェザー~ミドル 6階級)
 マニー・パッキャオ(フィリピン フライ~スーパーウェルター 6階級)
 フロイド・メイウェザー(米国 スーパーフェザー~スーパーウェルター 5階級)
 ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ フェザー~スーパーライト 4階級)
 ノニト・ドネア(フィリピン フライ~フェザー 5階級)
 長谷川穂積(日本 バンタム~フェザー 3階級)
 亀田興毅(日本 ライトフライ、フライ、バンタム 3階級)
 井岡一翔(日本 ミニマム~スーパーフライ 4階級)

 

◆階級表
 ヘビー級
  90.72キロ以上
 クルーザー級
  90.72キロ
 ライトヘビー級
  79.38キロ
 スーパーミドル級
  76.20キロ
 ミドル級
  72.57キロ
 スーパーウェルター級ジュニアミドル級
  69.85キロ
 ウェルター
  66.68キロ
    147ポンド
 スーパーライト級ジュニアウェルター級
  63.50キロ
 ライト級
  61.23キロ
 スーパーフェザー級ジュニアライト級
  58.97キロ
 フェザー級
  57.15キロ
 スーパーバンタム級ジュニアフェザー級) (★)
  55.34キロ
 バンタム級 (★)
  53.52キロ
 スーパーフライ級(ジュニアバンタム級
  52.16キロ
 フライ級
  50.80キロ
 ライトフライ級ジュニアフライ級
  48.97キロ
 ミニマム級ストロー級
  47.62キロ