ノニト・ドネアという男を見習おう

 仕事をさぼって大好きなボクシングを満喫してしまった。10年前に脚光を浴びていたフィリピンの英雄ドネアが昨日リアルタイムの映像に映っていた。井上選手との再戦に鳥肌が立った。

 当時の私はマニー・パッキャオ(6階級制覇チャンピオン)に魅了されてYouTubeとかで映像を見あさっていた。そんな中、第二のパッキャオと呼ばれるドネアがいた。日本人が挑戦したが圧倒的に敗れるのを見て、誰も勝てないと感じた。50kg台の5タイトルを獲得し5階級制覇チャンピオンと呼ばれるスーパースター。

 そんな彼が、昨日リングの上で試合含めて見習うべき姿を見せてくれた。もちろん日本人を応援するのだが、彼の対応になぜか心を惹かれる。肉体的トレーニングは体つきを見ればわかることだが、心のトレーニングは目に見えない。ただ彼の場合、相手選手や記者への対応からファンとしてとても惹かれる要素を感じる。人生と同じでボクシングにも終わりがある。終わりをどう思い描くか、の私の課題に対する一つの答えを教えてくれた、そんな試合だった。「あしたもワクワクしよ」