2008年(14年前)に発生したリーマンショックは名前からして悲しい出来事という理解はあったが恥ずかしながら詳細不明だった。そこで「サブプライムローン問題」「株価暴落」「経営破綻」の観点でまとめてみました。
(1)「サブプライムローン問題」
返済能力の低い人に高利住宅ローンの貸付をし、資金回収できなくなった。
(2)「株価暴落」
金融機関は貸し倒れリスク回避のためサブプライムローン証券(「住宅モーゲージ担保証券(RMBS)」)を発行した。住宅価格は上がり続けるという「住宅神話」があり、世界中の投資家が積極的投資していた。「サブプライムローン問題」により株価暴落して世界中へ影響。
(3)「経営破綻」
・アメリカ
サブプライムローン大手の「ニューセンチュリー銀行」が破たん
大手投資銀行グループである「リーマン・ブラザーズ」は、負債約64兆円という歴史上まれにみる状況で倒産
・フランス
銀行最大手の「BNPパリバ」がファンドの凍結を発表(パリバ・ショック)
・日本
日経平均株価は7,000円を割り込み、リーマンショック発生から最大で41%もの下落を記録
アメリカ市場での日本製品の需要減
トヨタ自動車は、リーマンショックの影響で60年ぶりの営業赤字
業績悪化企業が「派遣切り」⇒「年越し派遣村」が日比谷公園に設置
お金の悪い流れが引き起こした問題だが、周りの意見や評価が良ければそれに乗っかってしまうのが人間。絶対というのは無いという事を改めて考えさせられた。